不織布製造時の静電気の原因

製造時の静電気の問題不織布これは主に、繊維がカードの布と接触しているときに空気中の水分含有量が低いことが原因です。以下の点に分けられます。

(1) 天候が乾燥しすぎて湿度が足りない。

(2) 繊維に油が付着していない場合は、繊維に帯電防止剤が付着していません。ポリエステルウールの水分率は0.3%なので、帯電防止剤を使用していないため、製造時に静電気が発生します。

（3）繊維の油分が少なく、静電気剤の含有量が比較的少ないため、静電気も発生します。

(4) シリコーンポリエステル綿は特殊な分子構造の油分のため、油分に水分をほとんど含まないため、製造時に静電気が比較的発生しやすいです。通常、手触りの滑らかさは静電気に比例します。シリコーン綿は滑らかなほど静電気が大きくなります。

(5) 静電気防止の方法 生産現場の加湿とともに、綿繰り段階で脱油綿を効果的に除去することも重要な作業です。